唐津ゲストハウス 女まSaga日記

佐賀県唐津市の“泊まれる少女まんが館”「唐津ゲストハウス少女まんが館Saga」ののんびり(希望)な日々を綴ります。https://jomakansaga.com/

かわいくて優秀なアイツ〜作業3日目〜

館主(予定)のからいけです。

 

11/8(水)雨のち晴れときどき曇り

 

作業3日目。今日から大工さんが入られます!

朝8:30に現場に伺うと、すでに皆さんそろわれていて、今日の段取りを確認中。

すでに切り込みが入れられた材木も搬入され、現場監督のAさんが丁寧に説明してくださいました。

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今日は、昨日から引き続き水道屋さんが給排水の工事をされ、大工さんたちは主に宿泊スペースをフローリングにするための床上げ作業に入られました。

 

そこで大活躍していたのがこの子!

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何をするものかわかります?

ちなみに、大きさは15㎝×10㎝ほどのコンパクトさ。

右の真ん中あたりが赤く光っているんですが、ここからレーザーが出てるんです!

壁にまっすぐな線が現れ、それに合わせて墨出し(工事中に必要な線や位置などを床や壁、柱などに墨で付けていくこと)を大工さんたちがしていきます。

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「いろいろハイテクですね!」

と興奮する私に、

「そのぶんたっか(高い)けどね」

と、いろいろ道具を見せてくださりつつ、どんどん作業が進んでいきます。

 

お邪魔にしかならなさそうでしたので、ここでいったんフェードアウト。

おやつ時間にシュークリームを持ってふたたびお邪魔したところ、床を貼るための木材がはめ込まれています。

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その横では水道屋さんが必死に作業を進めています。

そう、床を貼る前に排水管を通しておかないといけないからです。

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また、床を這うのは排水管だけでなく、電気配線も!ちょうど行くと電気屋さんがエアコンや照明、コンセントの位置などで図面とにらめっこしていました。

「ちょうど良かった!」

とのことで、きっちり現場確認のうえ電気設備の位置を決めていきました。

役立たずの施主がずっと居すぎると迷惑でしょうが、今日はどうやらちょこちょこ顔を出して正解だった模様。

 

幸い、徒歩3分ほどの場所に唐津で唯一のコワーキングスペースswitchさんがあり、そちらに登録していますので、現場近くにいつつ仕事もできるという、非常に恵まれた環境です!!

唐津にあるコワーキングスペース「唐津Switch」

 

ひとまず電気屋さんとの確認を終え、switchさんで保険屋さんと待ち合わせです。工事が終わる12月中旬に保険に加入しておけば、何かあったときも安心ですから。旅館業を営むわけですので、その辺もきっちりしないといけません。

保険のことはまた後日少し書きますね。

 

保険屋さんとの打ち合わせを終え、現場に戻ってみると、またさらに作業が進んでおり、天井に穴が開いていました。

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レンジフードとかぶるため、移設する動力エアコン(既存)と移動位置の穴。

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宿泊スペースの動力エアコン(新規)用の穴

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シャワールーム用のダクト。

f:id:jomakansaga:20171108194919j:plainトイレとシャワーの排水管。

 

明日もこの辺りの作業が続くそうですが、明日は取材のため、作業開始にはいけません。夕方に覗けるかな? どうなっているか、楽しみです!

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

補助金申請通りました!

館主(予定)のからいけです。

 

ちと話はさかのぼりますが、工事の着工を前に、先週、滑り込みでなんとか唐津市中心市街地活性事業・空き店舗チャレンジの許可がおりたと市の商工ブランド課のYさんよりご連絡が!

 

満額の100万円がいただけそうです。

良かった!!!

 

また、こちらの補助金は工事が始まる前に許可をいただく必要があるとのことでした。申請から許可までだいたい1カ月はかかると聞いてましたので、けっこうギリギリの日程だったんですよね。

工事着工が唐津くんち(11/2〜4)開けの予定でしたので、間に合うかちょっとドキドキしたのですが、本当に良かったです!

 

申請用の書式が市のホームページにあがっており、いろいろと記載事項があったのですが、これまでにつくっていたなんちゃって事業計画書や、今後の運営のための稼働率と利用金額などをざっくり計算していたエクセル表が役に立ちました。こまごまと考えたことを紙面上にまとめておくのって、本当に大切です。

 

提出する事業計画書には、店舗改装や開業までにかかる費用、資金調達の方法(自己資金、親戚・知人からの借り入れ、融資など)、開業の動機、これまでの同業種での経験、取り扱う商品、営業時間、店舗のセールスポイントなどなどを記入。

他に必要書類としては、店舗改装の見積もり(実際に依頼する業者さんの見積もりと、それが妥当かを判断するための他社さん分)や改装用の間取り図を提出しました。

以前つくっていたものありきではありますが、申請の書類を書くのに使った時間はだいたい5時間ほど。

 

ちなみに、こちらを申請するのは商工ブランド課さんなのですが、申請が妥当で実現の見込みがあると商工会議所の経営指導員さんに認めていただかないと、申請書を提出できません。

最初に商工会議所に提出書類を自分なりに書いたものを持参し、経営指導員さんに指導をしていただきました。おおむね問題なかったのですが、いくつかの指摘事項を修正し、見積もりが出た時点で再度相談に伺うと、問題なし!とのお墨付きで、そのまま商工ブランド課の担当の方に連絡してくださり、提出させていただきました。

 

つまりは事前準備が大切です、というお話でした。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました!

 

写真:松浦川唐津城

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コンクリって切れるんですね。(今さら)

館主(予定)のからいけです。

 

昨日からいよいよ工事が始まったわけですが、精米機や休憩室の撤去だけではなく、コンクリの壁を抜いたり、水道管などの大規模工事はこの2日間ですべて終了。

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右奥がかつてのお米やさんの休憩室。中が畳敷きになっていました。奥が精米所。

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休憩室と精米所が片付けられる前はこんな感じ。

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まずは、休憩室の解体から。

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続いて、精米所の壁の撤去。これはあとで使用しますので丁寧に外してもらいました。

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この壁の裏が実はもともと表物件の物入れだったのですが、今回うちで使わせていただけることになりまして、壁抜きます。コンクリです。ちょっとした鉄の板入ってます。でも、鉄筋部分ではないので、構造上の問題はないそうです。

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そして本丸!40年近くお米やさんを支えた特注の精米機とさようなら。でも、これも一部残していただき、うちのゲストハウスのシンボルになります!^^

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また、道路からのアプローチや間取りの関係上、現在窓になっている壁面の下の部分を抜いて玄関にすることになっています。頭では理解していたのですが、実際に見ないとやっぱり本当のところはわかってなかったですね。

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この印部分を大型のエアコンプレッサーできれいに切り抜き、間の壁をドリルで削っていきます。

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窓枠も取り払い……

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開通!

そして、最後ほぼまっさらになったのですが、なんと写真を撮り忘れてしまいましたorz

 

次はフローリングにするための床上げ作業が始まります!

大工さんたちの作業は明日からです。いやぁ、ホントにわくわくです!!

 

明日からもお楽しみに♪

撤去工事始まりました!

館主(予定)のからいけです。

 

本日からついに、工事開始です。

まずは中に残っていた休憩室や精米機の撤去から。

使えるものは残していただき、ガシガシ撤去されていきます。

 

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いやあ、なかなかすごいです。

これからいよいよ始まりますよ〜

お楽しみに!

 

 

リフォーム会社決定!

館主(予定)のからいけです。

 

開業予定の場所が変更になり、広くなったうえに中2階までつくるという決意をしたわけですが、まあ、予算はご想像どおりたいへん厳しいわけです。

また、見積もりをお願いしていた業者さんに場所が少々ずれるということをお話しするタイミングも難しかったです。

 

 

ひとまず、元の表通りの場所での見積もりをお願いしていたB社さんとD社さんの見積もりを確認。

なんと、B社さんは予算の倍額! 担当さんにも申し訳ないと謝られました。。

必然的にD社さんが残ったのですが、こちらはなんとか税込でも元の予算内におさえてくださっていました!

D社さんは、見積もり(無料)の段階から、宿泊施設ということできちんと消防署にも確認に行ってくださっていて、しかも廣中さん(友人の建築士)の図面を元に、現地の実寸に合わせた図面まで起こしてくださっていました。

この時点で、ほぼほぼD社さんにお願いしようと思っていたのですが、新しい間取りでの見積もりをD社さんとE社さん(近所のおじちゃんからの紹介で、安くて親切と評判の会社さん)にお願いして最終決定することに。

 

電話で場所がズレることをお話しすると、一瞬絶句されましたが、拝み倒して新しい図面をお渡しし、再度見積もりをお願いしました。

 

D社さんとE社さんの見積もりが出揃い、やはりD社さんが圧倒的に安く(それでもだいぶ予算オーバーしてますが)、逆にE社さんから「あとで請求上乗せされたりしませんかね。大丈夫ですか?」と心配される始末(笑)

ただ、一番見積もりで細かい部分(ドアの撤去費用や足場の組み費用)まで書いてくださり、補助金の申請にも不備がないよう心を配ってくださっていましたし、何と言っても地元で長く信頼されている方のところでしたので、心を決めました。

 

と、いうことで、改装工事は唐津の「クリエイトホーム」さん!

唐津でリフォーム・新築等承る工務店 クリエイトホーム

 

「せからしか!(うっとうしい)」と言われても仕方がないくらいの私の話を、何度も丁寧に聞いてくださっています(現在進行形)。

削れるところはないか、まだまだ交渉はしないといけませんが、縁に恵まれて、一歩一歩進んでいます。 

 

しかし、とにかく予算が足りないことは確かです。

幸い、唐津市中心市街地活性化事業の空き店舗チャレンジの条件に当てはまっていましたので、100万円の補助金を申請することで進めています。

 

次あたりで補助金の申請についても書いていきますね。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました!

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ロゴができました!

館主(予定)のからいけです。

 

ゲストハウスのロゴができました!

デザインはSAIWAIデザインの山内宏一郎さん。

SAIWAI DESIGN / KOICHIRO YAMAUCHI

これまでお仕事でもプライベートでもお世話になりっぱなしで、スキンヘッドのゴツい見た目なのに、乙女なデザインもできるという大好きなデザイナーさんです(笑)

 

唐津の海と、本家の少女まんが館さんから踏襲している月をモチーフに、私のへったくそな手書き文字を山内さんが素敵に加工してくださっています!

 

いろいろ大変なことも多いですが、少しずつ、自分がつくりたいゲストハウスのかたちが具体的になってきています。

ありがたいことに、これまでの編集やライターといった商売柄、デザイナーさんやイラストレーターさんといったクリエイター系の知り合いには事欠きません。

センスのいい友人に乗っかりまくって、完全に他力本願でいい感じにしていきたいと思っています♪♪

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ゲストハウスの消防届出って?(後編)〜自動火災報知設備の設置義務〜

館主(予定)のからいけです。

 

10月も後半に入り、唐津おくんち(お祭り)ムードで盛り上がっています!

人を自宅に呼ぶことが多いため、おくんち前にリフォームや畳替え、襖の張り替えなどをする人が多く、この時期そういった業種の方は大忙しです。

うちの工事もおくんちが終わってからでないと着工できません(笑)

 

さて、前回に引き続き、ゲストハウスの消防などについてです。

 

用途地域によって耐火基準が異なる

②建物自体の延べ床面積で防災の基準が大きく変わる

③消防関連の各種届出を改修工事着工前から行う必要がある

ということを書きましたが、今日は特に②について。

2017年10月現在、宿泊施設には、面積の大小に関わらず、すべて自動火災報知設備を有することが義務付けられています。

自動火災報知設備とは、

感知器を用いて火災により発生するを自動的に検知し、受信機、音響装置(ベル)を鳴動させて建物内に報知することにより、避難と初期消火活動を促す設備である。(Wikipediaより)

を指しており、消防署に直接通報できるようなものから、自宅用のコンパクトなものまでさまざま。宿泊施設の場合、基本的に消防署とつながるようなきちんとした自動火災放置設備を持っていなければいけないのですが、「建物の延べ床面積が300㎡以下」の場合、少々様子が違ってきます。

「建物の延べ床面積」は、建物全体の面積のことであり、複合施設のビルの中だったり、住居も併設されているような場所であれば、ゲストハウス以外の部分も含むすべての面積のことです。

これが300㎡以下の物件の場合、「特定小規模施設用自動火災報知設備」の設置ですむことがあります。

これですと、だいぶ予算が変わってきます。

 

こちらに関しては、Panasonicさんの防災ネットのページがとてもわかりやすかったです。

ホテルや病院・福祉施設などに消防用設備の設置義務化 | 消防法令 | 防災NET | 電設資材 | Panasonic

ただし、建物の延べ床面積が300㎡以下といっても、宿泊人数や窓の数、ゲストハウスが入っている部分の階数などによっても基準が変わってくるようですので、必ず消防署、もしくは専門の防災屋さん(*)にご相談くださいね。

 

消防署の担当の方に確認したところ、うちの場合は、この「特定小規模施設用自動火災報知設備」の設置のみで大丈夫とのこと。1階で避難経路もはっきりしているため、誘導灯もおそらく不要(現場確認で最終判断とのこと)と言われました。

ただし、新設する図書スペースの回廊部分が2階にあたるため、その部分を足しても300㎡以下になるかをきちんと確認してください、とのこと。

図面上で計算してもらった結果、問題なし!

 

消防の方に聞いたことで面白かったのが、カーテンのこと。

1m以上の長さのカーテンは防炎のものを使用する必要があるそうで、そうするとまた費用が上がります。

ベッドのカーテンは1m以下を死守しなきゃです。

 

本当に知らないことだらけですが、訊いたら本当に皆さん親切に教えてくださいます。

日々勉強!です。

 

③に関しては、これからですね。

まだ具体的にどういったことが必要なのかはいまいちよくわかっていませんが、とりあえず今度、リフォーム会社さんとプロの防災屋さんと一緒に消防署に行きますので、そのときいろいろまたわかることもあるかと。

 

次回は、リフォーム会社さんの決定と補助金の申請のことなどを書いていきたいと思っています。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

 

防災屋さん:消防設備士(国家資格)さんのいる会社などのことをこう言っていることが多いようです。宿の開業時には、必要な消防設備のことから必須書類(消防設備士さんしか書けないものなど)の提出など、消防の許可を取るためには今回不可欠な存在。

 

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