ゲストハウスをつくるワケ(4)
館主(予定)のからいけです。
(3)のつづき。
ゲストハウスをつくりたい!
そう思った私が真っ先に思い出したのが、故郷の佐賀県唐津市のこと。
唐津湾に面した、緑豊かで美しいふるさと。
唐津くんち(祭)を誇りとし、素晴らしい焼き物と人懐っこくて明るい人たちがいる城下町。
そこでゲストハウスが開けたら、どんなにいいだろう。
先のことはわからないけれど、とにかく40歳までに唐津にゲストハウスをオープンすることを目標に、お金を貯めよう。
そう決めました。
Uターンして地元にゲストハウスをつくりたい。
そんなことをことあるごとに話していたら、移住に関する本の依頼が舞い込みました。
国内外の移住実践者33人に取材したその本(米田智彦著『いきたい場所で生きる』2017
年1月刊)の制作を通して、リモートワークの可能性を実感!
ベルリンやフィジー、北海道から沖縄におられる方たちと一緒に本づくりができたことで、唐津で今の仕事が続けられるだろうかという不安はかなりなくなりました。
折しも、目標としていた貯金額も達成。
来年夏には、唐津に帰ろう。
2016年の年の瀬、移住本の校了作業に追われながら決意しました。
写真:鏡山から見た唐津湾