ゲストハウスをつくるワケ(2)
館主(予定)のからいけです。
前回に引き続き、ゲストハウスをつくろうと思った理由についてなんですが、ひとまず簡単に私のことをお話しさせていただきます。
30代後半、いわゆるアラフォー女性。
フリーランスの編集者兼ライターとして、書籍や雑誌づくりに携わってきました。
ネット環境さえあれば地方でもできる仕事もあり、唐津にUターンしてもある程度以前と変わらず仕事ができています。
すごい世の中になったものです(笑)
唐津で生まれ育ち、大学で京都へ。卒業後はいったん地元に戻りましたが、昔からの夢だった編集の仕事をするために2004年に上京しました。
どうにか潜り込んだ出版社が倒産したり、経営不振でリストラされたり、なかなか波瀾万丈な会社員生活を経て、6年ほど前からフリーランスになりました。
フリーには別段野心があってなったワケではなく(こんなん言ったら叱られそう……)、リストラされて失業保険でぼーっとしていたところ、以前の上司や知人から「暇なら手伝って」とお声がけいただくことに。
やりはじめたら思いの外需要があり、「仕事なくなったら就活しよう」という舐めた考えでいたんですが、幸い大口の顧客にも恵まれ、いつのまにか数年が経過していました。
そうして不自由なく都会生活を楽しんでいたのですが、気づけば30代も半ば。
結婚する予定もなく、果たしてこのままでいいのか、と考え始めました。
(3)へ続く。